ギャラリー・トップへ戻る
例年より早い目の四旬節(レント)を迎えました。教会の暦の中で最も聖なる時を過ごします。

四旬節から聖週間にかけての礼拝(灰の水曜日・洗足木曜日・受難日)(2013)

灰の水曜日(2月13日)から、四旬節に入るにあたり、灰の式を伴う礼拝が捧げられました。
棕櫚の葉を燃やして灰にし、四旬節の克己と悔い改めのしるしとして、「恵みの座」に跪き、額に、灰の十字のしるしを受けました。
棕櫚の主日(受難の主日、3月24日)から、聖週間(受難週)に入りました。その内、最後の3日間を「聖なる三日間」として特別に覚えます。
聖木曜日(3月28日)は、主イエスの聖餐制定(最後の晩餐)を想起して、洗足木曜日聖餐礼拝を守りました。
「父よ、ここに集められたわたしたちとこのパンとぶどう酒のささげものに、聖霊を注いでください。
わたしたちのために、このささげものをキリストのからだと血にしてくださいますように。
全世界のために、わたしたちをキリストの血によってあがなわれたキリストのからだとしてくださいますように。」
「パンが一つであるから、 一つのパンから取るわたしたちはすべて、多くいても、一つのからだです。
わたしたちがパンを割くとき、キリストのからだにあずかるのです。」
わたしたちが杯に感謝をささげるとき、キリストの血にあずかるのです。」
イザヤの「苦難の僕の歌」が唱和されると共に、暗闇は消え去り、栄光の十字架が照らし出されます。
主の栄光を垣間見たわたしたちは、主の受難を胸に、聖堂を出でゆき、聖土曜日の安息へと向かいます。
聖土曜日が終わる夕べには、祭壇十字架に復活の主のしるしである「亜麻布」がかけられ、喜びの復活祭を迎えます。
聖金曜日(3月29日)は、主イエスの十字架上の死を想起して、受難日消灯夕礼拝(テネブレ)を守りました。
マタイによる受難物語の朗読とともに、7本の蝋燭が、順々に消されていき、最後の蝋燭が消える時、
暗闇(テネブレ)の中に、主イエスが取り去られた悲しみを覚えます。
「司式:それゆえ、イエス・キリストによってあらわされた、あなたの大いなる御業を記念し、讃美と感謝のうちに、わたしたち自身を、生きた聖なるそなえものとしてささげます。わたしたちのためにささげられたキリストの犠牲によって一つとなり、信仰の神秘を告げ知らせます。」
「一同:キリストは死に、キリストはよみがえり、キリストは再び来られます。」